2015年4月30日木曜日

春キャベツ



今日の賄い。

クサカベさんの春キャベツと猪肉、
欲張ってアンチョビも入れたフェデリーニ。

2015年4月29日水曜日

卵焼き器





最近、卵焼きを焼く練習をしている娘ちゃん。
誕生日プレゼントに卵焼き器。
包丁、カツ箱、鋳物の鍋、
大事に使えば長く使えるものを少しづつ誂える。
誕生日はそんな日にしたい。
上手に巻けるようになって欲しいな。

後ろの飯台は今年は回数が増えるであろう
手打ちうどんや混ぜ御飯、酢飯をきるのに活躍してもらおうと思います。

















手打






菓子屋の時間は終わったので
今から饂飩屋さんの真似事をします〜。
  








 

久しぶりのメロンパン








2015年4月28日火曜日

ルネッサンスにセレナーデ



10年ほど前に桜新町でほんの少しの間でしたが
一緒に働かせてもらった鈴木さんが
作っているトマトをお裾分けしてくれました!
ルネッサンスにセレナーデ。
とってもおいしかったです~。
特にルネッサンスは
果肉が緻密で甘くってとっても香りが華やか。
これだけでデザートになります。





黄昏







                                  28/04/2015

庭の様子



今年はタイムが凄い勢いで繁殖してる。
 
追いやられたフレーズ・デ・ボアがなんだか元気がない....

毎年、庭の様子が変わっておもしろい。



ヴェルヴェンヌの葉もやっと顔をだしはじめました。

   
 
 
 
 
 
 
 
 



2015年4月26日日曜日

Agneau pascal




今年は諸事情で復活祭に焼けなかった
アニョーパスカル。

自分の為に焼きました。

#Agneaupascal
 

月 26/04/2015


あんぱん





 


パンドミ(ヨモギとレモンコンフィ入り)の余り生地で
自分で炊いた餡を包んで焼いてみた。

潤っとしててツヤっぽい内層、
ヨモギの香りとレモンの爽やかさ、
あんこの甘塩っぱさ、
これたまんないね。



2015年4月25日土曜日

今年初めて撮った大谷の夕陽


#TAMRON  SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD

西田さん、ありがとうございます。
これで修行して、Lレンズを目指します!







アブラナ科





無機質な近所の法面(官地)を黄色い菜の花でいっぱいにしよう!と
以前、子供たちと近所の畦で収獲した種を撒いたら
今年はたくさん花が咲いたんだけど
菜の花じゃなくてマスタードリーフだったのね.......。












2015年4月22日水曜日

内輪内輪に....



古今亭志ん朝師匠の
火炎太鼓の中に出てくるひと言。
「物事というのは内輪内輪に測らなきゃいけない」
この言葉がいつも背筋を伸ばしてくれる。
心魅かれる方々は皆、
自分の携わる仕事に
しっかりとした矜持を持ちながら
とても謙虚に向きあわれています。
落語の噺には、人が産まれてから死ぬまでの
悲喜交々、人生の機微が随所に盛り込まれていて
沢山のことを教えてくれる。
ありがたいなぁって思います。

2015年4月19日日曜日

メリメロ  < meli-mélo >



メリメロ  < meli-mélo >

約5ヶ月ぶりの登場です。
なめらかな口溶けのクレームブリュレ、
甘酸っぱいフルーツのソースと果肉、
表面をサックリと焼き上げたイタリアンメレンゲの
三層からなるお菓子です。

濃厚なブリュレの味わいを
メレンゲがとても軽くしてくれ、
ソースがきゅっと引締めてくれます。
見た目は白一色でとてもシンプルですが
様々な味わい、食感の落差を詰め込んでいます。
ブラッシュアップしながら9年くらい作り続けている
お気に入りのひとしなです。






2015年4月17日金曜日

フルーツタルト



場所柄、フルーツが入手し難く滅多に出来ないんですけど
たまに作ると、とっても楽しいフルーツタルト。
‪#‎Tarteauxfruitsfrais‬ ‪#‎tarte‬ ‪#‎fruitsfrais‬














2015年4月15日水曜日

培う

お菓子は原材料の高騰が続いています。
ナッツ、チョコレート、ドライフルーツは数年前の2〜3倍近くに。
乳製品、油脂も上がる一方です。
経営としては頭が痛いことばかりですが
値上げの知らせにふれる度に
「いままでの価格って適正だったのかな?」という思いが
頭を過ります。

丁寧に選別、箱詰めされたドライイチジク、
収獲して硬い殻から取り出し、
ダイスやメッシュの違うパウダーに加工されたナッツ類、
ミネラルウォーターより安かったりする牛乳、
そういったものに寄りかかって、お菓子屋さんは成立しています。
全てとは言わないけれど、ほとんどのものは
高くなったんじゃなくて、
今までが安すぎたんじゃないの?って思います。
ファストファッションと同じで、
国外の安い労働力に依存して成立しているだけで
国内で同じ商品を作ってたら、とてもじゃないけどこの価格では
販売出来ないよな....と感じています。
誰が何処で作って、どんな物流にのってここに届くのか?
自分たちが日々口にするものに、少しだけ注意して目を向けると
いろんなことに気付きます。
「自分の生活〜この国のかたち」までが見えてくるように思います。
プランターでもなんでも良いから、自分で手をかけて
大根でも菜っ葉でも育ててみたら分かりますが
1本100円、一束200円で売れっていわれたら、嫌ですもん。
よく「生きることは食べること」と言います。
生きることの根幹をこんな不安定な状態にしてちゃ、ダメだよな、
このまま次の世代に引き渡したら、申し訳ないな....と思うんです。
ここ数年、魅かれて止まない古今亭志ん朝師匠が
「芸人ってのは、とりわけ噺家なんてのは、ほかの芸人さん、
例えば、曲芸であるとかマジックであるとかは、
とにかくその技術がうんと良くなくっちゃダメですけれども、
噺家ってのは技術はある程度のところまで行ったら、
こんどはそれを置いてというか、忘れてというか
後はその間に培ってきた人物をそこへ出しくるってのが
一番最終的な目的だと思うんですよ。」
と、生前おっしゃっていました。
製菓の仕事も、毎日繰り返すことなのだから
ある程度のところまでは、誰でも出来るようになります。
勤めているときは、さらにお給料をもらっているのだから
ならなきゃいけない。
お菓子を美しく仕上げたり、喜んでいただく
プレゼンテーションも、もちろん大切ですし、
街にあふれる華やかなパティスリーも魅力的ではありますが
ハーブや、ちょっとしたベリー類を庭で作ってみたり、
薪で窯をあたためたり、お菓子を焼いたりと
この立地だからこそ出来る仕事を製菓に取り入れることで
自分らしい製菓の道を模索しています。
僕は最近、
顔の見える生産者さんの作った農作物で
納豆を作ったり、
酵母を育ててパンを焼いたり、
自家精米して出た糠で糠床を作り野菜を漬けたり、
畑で収獲のまねごとをさせてもらったりしています。
ほんの少しの手間隙をかけることで
日々を楽しみ、豊かさを増していきたい。
そんなことを積み重ねて
今はまだぺらんぺらんな自分に少しでも厚みを持たせて
志ん朝師匠がおっしゃっていたように
お店に並ぶ商品に、投影できるといいな...
と思っている、今日この頃です。


 フレーズ・デ・ボアの花が咲きました。
今年はちゃんと手入れして、株を増やしてあげようと思います。





















雑感。

お菓子は原材料の高騰が続いています。
ナッツ、チョコレート、ドライフルーツは数年前の2〜3倍近くに。
乳製品、油脂も上がる一方です。
経営としては頭が痛いことばかりですが
値上げの知らせにふれる度に
「いままでの価格って適正だったのかな?」という思いが
頭を過ります。


丁寧に選別、箱詰めされたドライイチジク、
収獲して硬い殻から取り出し、
ダイスやメッシュの違うパウダーに加工されたナッツ類、
ミネラルウォーターより安かったりする牛乳、
そういったものに寄りかかって、お菓子屋さんは成立しています。
全てとは言わないけれど、ほとんどのものは
高くなったんじゃなくて、
今までが安すぎたんじゃないの?って思います。

ファストファッションと同じで、
国外の安い労働力に依存して成立しているだけで
国内で同じ商品を作ってたら、とてもじゃないけどこの価格では
販売出来ないよな....と感じています。
誰が何処で作って、どんな物流にのってここに届くのか?
自分たちが日々口にするものに、少しだけ注意して目を向けると
いろんなことに気付きます。
「自分の生活〜この国のかたち」までが見えてくるように思います。

プランターでもなんでも良いから、自分で手をかけて
大根でも菜っ葉でも育ててみたら分かりますが
1本100円、一束200円で売れっていわれたら、嫌ですもん。
よく「生きることは食べること」と言います。
生きることの根幹をこんな不安定な状態にしてちゃ、ダメだよな、
このまま次の世代に引き渡したら、申し訳ないな....と思うんです。

ここ数年、魅かれて止まない古今亭志ん朝師匠が

「芸人ってのは、とりわけ噺家なんてのは、ほかの芸人さん、
例えば、曲芸であるとかマジックであるとかは、
とにかくその技術がうんと良くなくっちゃダメですけれども、
噺家ってのは技術はある程度のところまで行ったら、
こんどはそれを置いてというか、忘れてというか
後はその間に培ってきた人物をそこへ出しくるってのが
一番最終的な目的だと思うんですよ。」

と、生前おっしゃっていました。

製菓の仕事も、毎日繰り返すことなのだから
ある程度のところまでは、誰でも出来るようになります。
勤めているときは、さらにお給料をもらっているのだから
ならなきゃいけない。
お菓子を美しく仕上げたり、喜んでいただく
プレゼンテーションも、もちろん大切ですし、
街にあふれる華やかなパティスリーも魅力的ではありますが
ハーブや、ちょっとしたベリー類を庭で作ってみたり、
薪で窯をあたためたり、お菓子を焼いたりと
この立地だからこそ出来る仕事を製菓に取り入れることで
自分らしい製菓の道を模索しています。

僕は最近、
顔の見える生産者さんの作った農作物で
納豆を作ったり、
酵母を育ててパンを焼いたり、
自家精米して出た糠で糠床を作り野菜を漬けたり、
畑で収獲のまねごとをさせてもらったりしています。
ほんの少しの手間隙をかけることで
日々を楽しみ、豊かさを増していきたい。

そんなことを積み重ねて
今はまだぺらんぺらんな自分に少しでも厚みを持たせて
志ん朝師匠がおっしゃっていたように
お店に並ぶ商品に、投影できるといいな...
と思っている、今日この頃です。

フレーズ・デ・ボアの花が咲きました。
今年はちゃんと手入れして、株を増やしてあげようと思います。










2015年4月14日火曜日

菌に寄り添う。





パンを作るのも
糠床に野菜を漬けるのも
納豆を作るのも
庭の土を作るのも
自分にとってはみんな同じ。


目には見えない生き物の
居心地が良いように
そっと手助けをするだけ。